アニメと雑学 第1回:ゆるキャン△と鰻
録画してたゆるキャン△season2を見た。
相変わらず キャラ全員可愛いな!!!
さて、撮り溜めの3話分を一気に見たわけだが、3話目の鰻を見て少し思い出した雑学があったので「アニメと雑学」って感じで書いてみようかと思ったので練習がてらこれを第1回として書いてこうと思う。(今回の雑学はかなり有名だとは思うが)
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・鰻と食文化
さて、3話でなでしこ&リンが美味そうに食べていた鰻。
そもそも、このウナギいつ頃から食べられていたか?
なんと『万葉集』に記述があるらしいから、奈良時代から日本人は鰻を食べていたと考えられる訳だ。海外でもヨーロッパの方では古代ローマ人が食べてたなんて話もあるので食材としてはかなり付き合いの長い生き物になるだろう。
そんなウナギではあるが、日本で今のようなタレで味付けした蒲焼が主流になったのは江戸時代中期の享保(1716-1736年)頃の江戸だと言われる。それまではぶつ切りにして焼いた物を酢や味噌で食べるのが一般的だったみたいだ。
こう書くと存外新しい食べ物だな、鰻の蒲焼。
あと、個人的には鰻屋で捌くシーンがしっかり描かれていて好きだった。
よく知られている鰻の捌き方と焼き方による違い、背開きにして一度蒸してから焼きあげる関東風。これに対して、腹開きにして蒸さずにすぐ焼く関西風。この違い、今回の舞台だった浜松市周辺が境界線になっていると言われているので予告の時点で、どっちの描写になるのかワクワクしていた。なでしこ達が入った店が背開きで関東風だったので思わず画面の前で思わず「あ、そっちなん」と零してしまった程だ。
・江戸っ子と鰻
そんな鰻の蒲焼が発達したのは関東、つまり江戸だったのだが現代まで残っている鰻の蒲焼にまつわる標語として面白いものがある。
『鰻屋でせかすのは野暮
蒲焼が出てくるまでは新香で酒を飲む』
というものだ。
これは江戸っ子の鰻の蒲焼に対する美学を表したもので、鰻は注文を受けてから捌き始めるので時間がかかって当たり前であり、新香をつまみに酒を飲んで待つのが粋とされた。そのせいなのか分からないが、鰻屋は新香に気を使い、どんなに鰻の味が良くても生半可な新香をだす店は流行らなかったともいわれている。
・ 鰻との意外な性質
さて、そんな日本人が大好きなウナギだが
実は毒がある
というか生物分類の「ウナギ目」これに属する食用魚、アナゴ・ウツボ・ハモ なんかも毒がある。(因みウツボは高知や和歌山、静岡に千葉でも食べられている)
この毒は血液中に含まれ、毒性としては体重60kgの人間が1L摂取して致死量になるかという程度だそうな。まあ、醤油もその量を飲めば塩分過多で死ぬらしいので実被害はないだろう。そもそも、60℃で5分ほど加熱してやれば毒性はなくなるらしく、鰻料理は殆どが加熱調理されたものな要因らしい。
鰻専門店の中には手間をかけてしっかりと処理をした鰻の刺身を食べさせてくれる店もあるそうだが、あいにく筆者は日本の南端に住んでる人間であるので、そういう食べ物には縁がないが(T T)
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とまあ、こんな感じでアニメとそこに絡めてちょこちょこ雑学を書いていく、なんて事をやってみようかと思ったので練習に第1回を書いた訳だが。書いてみて自身の知識の確認と整理もできるで割とアリかな?と思っている。
今後も放送中のアニメやSNSでアニメのネタを見て思い出した雑学があったら書いていきたい。